2009年5月2日土曜日

たまには軽くぼやいてみようか

7ドラの話だけどね、一応裏ボスまで倒して、感想としては楽しくなかったんで(つまらない・面白くないんじゃなくて、楽しくないっつーのがまた微妙)、楽しんでる人は読まなくていーです。



○妙な確信

そもそもこのゲームね、発売前から何故か「はまらんだろうなぁ」と言う漠然とした予想があったのよ。あんなにはまった世界樹の迷宮作った人の新作なのに。何でだろーねぇ、検証するためにやってみるかっつう、確認作業のためにやってみたの。気分は正直、4回生になって興味もないのに取らざるを得ない卒業必須単位みたいな感じ。ンな気持ちではじめたら楽しくないのは当然と思うけど、それでもプレーし始めたら面白くなるんじゃないかなーと言う、微かな期待もあったのね。

○それはもういいよ

えーとさ、これ。タイトル、「セブンスドラゴン」じゃないよね。世界中の迷宮1,3とか1,2とか、それでいーんじゃない?新作って聞いてたはずなんだけど、テーマ、デザイン、展開、どれもどこかで見たことあるものばかりで。例えば漫画なりドラマなりで、新作と言われたのに前に見たことあるものを出されたらあれ?って思うでしょ。シリーズ物の続編としてだとか、作品を通じて根底に流れるモチーフとか、そう言ったマクロな部分の共通点ならともかく、別物として作っておいて、ここまで似る必要ってのはあったのかね?
そのくせ世界樹1の不満点をそれなりに改善した世界樹2と比べると、倉庫の存在やエンカウント低下やダメージ軽減の表示もなく、なのに途中から美観を損ねるエネミーアピアランスだけが追加される。物凄く大胆に想像させてもらえば、7ドラスタッフって、世界樹2をやったことないのかしら。

---090508追記---
異端、好きなんですね。異端の学都プレロマ、何に対しての異端なのかしら。出てくる学問志向の人々誰もがここ目指してて、正統な学府の存在が全くないのよね。世界樹みたいに情報が断片的な世界設定であれば異端だけ登場しても違和感はないけど、世界レベルで異端だけが台頭してるってのは、どう考えてもおかしい。異端、好きなんですね。
---追記終わり---

○没入できない

ストーリー自体は、まぁ好みがあるから語る気もないけど、ただまー展開が読めすぎですか。千人砲は、プレイヤーの知らん所で勝手に展開されたんで「あぁどーせこれ効かないんだろうなぁ」と分かった。つーかFF9のアレキサンダー思い出した。これでラスボスのところ行って、傷が癒えない内に戦えたからこそ勝てた的展開があれば、まだあの人ら浮かばれただろーに。
あとはさ、作中人物がいきなりネットとかリセットとか、言われると醒めるんだよなぁ。物語であるうちは、物語として自己のみで成立していて欲しいのよ。おまけとしてならともかく、そう言った越境ができるのは、二次創作の領分だからこそと思うんだ。


ぶっちゃけプレー前からほぼ答えは出揃ってたんだけど、結局当初の予想を確信に変えることになりました。ゲームも作者性を考える頃になってきたのかなーと言う結論にしようかと思ってたんだけど、その程度で片付くもんでもないよコレ。

よし、言いたいこと言ってスッキリした。余談だけど、花潰し中の不意討ち以外で全滅してねーんだよな。物足りん。

---20090504追記---
あと個人的に一番ひどいシステムは、回復の泉だと思う。あちこちにありすぎるせいで宿屋に泊まる必要が無くなって、一泊ごとにあるはずの「徐々に迫り来る竜と花の脅威」と言う擬似時間進行が、空虚なものになっていると思うんだよな。泉の存在がなければ、もっと緊張感を持ってプレーできたと思うんだが・・・。と言うか、泉があるからエンカウント高くしても花のダメージがあってもいーよね的発想が見え隠れするのは、さすがに邪推だろーか。

---20090510追記---
て言うかぶっちゃけ、「こう作って喜ばせよう、楽しませよう」じゃなくて「こう作れば喜ぶだろう、楽しむだろう」って感覚で作ってるように思えるんだ、これ。

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